2007-01-01から1年間の記事一覧

心のものさし―可能性が、希望が、人を苦しめ殺すことだってある

あなたは何故生きていますか?仲間がいるから? 家族がいるから?生きるということは仲間や家族といった「縁」に張り巡らされた網の上を緊張をもって渡ることだと思う。 縁は勇気や可能性になる。 同時に責任や焦燥にもなる。人を生きさせるのは縁であり、そ…

心の安定の達成のために不可欠な不安定さ

ふとなにか沈んでいるときに決まって読む短編がある。 梶井基次郎『桜の樹の下には』は、いつでもそんな沈んだ心を浄化してくれる。 この短編は読むたびに感想は違う。 それはこの短編は自分の心を映しだしている鏡だからだと思う。 桜の樹の比喩が、屍体の…

世界と生の有意味性について

自分は、カフェが好きだ。 特に内装が洒落ていれば尚更、コーヒーが美味しければ完璧である。 気がかりなことがある。 国立で一番好きなカフェ、憂き世からの隠れ家として愛用している邪宗門がここ最近「都合により休業」と書かれた札を下げている。 80歳を…

日記に書くことがないのは幸せである

日記に書くことがないってことは、すばらしいことだと思います。日記とは心の起伏が向かわせるものですからね。それは心が安定しているからで、激しい感動も強い後悔も望んでない今の自分にとっては理想的な状況です。吉良良影のように静かに暮らしたいです…

希望−−「ショーシャンクの空に」

映画「ショーシャンクの空に」を観ました。 以下、その感想です。(映画の内容にはまるで触れてませんがw) 希望と生きることは切り離せない、コインの表裏の関係なのでしょうか。 この映画は主人公アンディの、何十年にわたる刑務所生活の中でも色褪せない…

ルバイヤート

【ルバイヤート】 十一世紀ペルシアの詩人オマル・ハイヤームは、生への懐疑を出発点として、人生の蹉跌や苦悶、望みや憧れを短い四行詩(ルバイヤート)で歌った。 十九世紀以後、フィッツジェラルドの英訳本によって広く世界中の人々に愛読された作品。 東…

遠距離交際と近所づきあい

外がうっすら明るくなってきました。授業(イノベーション・マネジメント)のレポートの関係で西口敏宏『遠距離交際と近所づきあい――成功する組織ネットワーク戦略』(NTT出版)と言う本を読んでいたのですが、まぁ超テキトーに要約すると、 「近所づきあい」だ…

とても単純だけど難しいこと

木曜に「祖母が余命2日」と言われて焦ってばたばたと地元の病院に駆けつけましたが、それから4日経った今日、祖母に「またね」と笑顔を交わして、今、東京へ向かっています。別れ際に祖母の見せてくれた笑顔は心の琴線を直に弾いたらしく、今、心が一杯で…

納得と受容

…と言う訳でして、現在祖母が末期の癌で危篤状態と言うことで、群馬は原町日赤に泊まって看病をしています。自分の祖母――おばあちゃんは本当に優しい人で、昔話にでてくるいじわるじゃない方のおばあさんをそのまま引っ張り出してきた感じ。 小さいころは両…

人間関係をスムーズに

昨日、夜中に日記に書いたとおり、現在祖母の病室に泊まったりしていて、祖母の看病をしているので、真剣に読書するわけにも行かず、かといってぼーっと過ごすには長すぎる時間があって、いろいろと考える時間がある。 そこで最近、多少苛々することがあり、…

悲劇、惨劇、そして希望

例えば、生きることも死ぬことも、避ける事の不可能な絶対なものであるということは事実です。だから、「今日と言う日は、昨日死んだ人が必死に生きたかった明日なんだ。」こうに思うだけであっても、今日を、今を、真剣に生きなければと喚起されるじゃない…

アインシュタインの格言など

アインシュタイン格言集(http://kuroneko22.cool.ne.jp/einstein.htm)より 最初の二つは共感した。最後の一つは真実かどうかは知らないけど面白いから載せた。 ・常識とは十八歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。 ・知性を神にしてはいけな…

諦め、切り捨て、そして、希望

なにか怖い夢でも見たのか、昼頃起きると動悸とか色々がひどかったけど、午後四時くらいになったら落ち着いたから、「今からでも遅くないから今日はいい一日にしよう」と思った。 とりあえず、「外に出よう」と、いつも通り総務室へ行ったけど、今日はだれも…