遠距離交際と近所づきあい

外がうっすら明るくなってきました。

授業(イノベーション・マネジメント)のレポートの関係で西口敏宏『遠距離交際と近所づきあい――成功する組織ネットワーク戦略』(NTT出版)と言う本を読んでいたのですが、まぁ超テキトーに要約すると、
「近所づきあい」だけに凝り固まっていては成長性も発展性もないネットワークになってしまう。適度な「遠距離交際」をすることで、遠くの冗長性のない情報がどばーっと入ってきて、ネットワークが活性化する。
適度の「遠距離交際」はネットワークのバイパスとなり、ネットワークをスモールワールド化する。
このバイパスを適宜つなぎ直したり(リワイヤリング)して、有益な情報を素早くネットワーク全体にもたらせるようなネットワークでは、ネットワーク自体が(中心をもたずに)意思決定をし、自己組織化できるようになり、そういうネットワークはとても頑健なんだって。

これを一個人の人間関係に還元するなら、まぁ、普段の人付き合いも大事だけど、実は、疎遠だったりあんまり近しくない知人などのほうが、普段の近所づきあいでは得られない有益で新鮮な情報をもってたりするから、狭いく深いだけの人間関係に加えて、広く浅い人間関係を持つことこそが自分に新しい可能性をもたらす、ってことのようです。

んで、マイミクの増えすぎたmixiに違和感を覚える人が多く、確かにmixiは近所づきあいには向かないツールだけども、近所づきあいはわざわざweb上でする必要はないわけで、この理論に照らし合わせれば、mixiは遠距離交際に最適なツールと捉えられて、自分のネットワークを活性化してくれるサービスなんじゃないかなーと思います。

と言うわけで、今から寝れないし、知人探索でもしてみます。突然マイミク申請されてしまった方はこの日記を読んで納得してくださいー。
では。