2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧
カフェの門を叩き、中へと入るとそこには外の世界とは違った世界、違った時間が流れているように感じます。 何十年も昔の時間が流れるカフェ ずっと昔に時計の針が止まってしまったようなカフェ この世界にはないような幻想をみせてくれるカフェ そこには日…
生きることの意味。 ……「そんなものは無い」と様々な思想家たちは言ってきた。 それはある側面においてはその通りだが、別の側面に於いてはそうではない。 確かに、受動的に与えられるような生きる意味は無い。 「意味」とはそもそも一般に、受動的に生来か…
愛したいから愛しているのか、愛されたいから愛しているのか、本当のところは闇の中に在る。 実際、自分がそういう疑問を抱いている訳ではないけれど(彼女大好きだし)、そんなことを考えさせられることがあったので、それについて記すことにした。 本当に…
「ありがとうございます」と一瞥し席に戻り、バッグに入れていた森鴎外の『杯』という短編を開いてみた。 綺麗な川水を綺麗な銀の大きな杯で飲む7人の少女。その目はキラキラと輝いている。 そこにやってくる異人風の8人目の少女。 彼女は懐から溶岩を固め…
今日、正午前に目が覚める。どうも心が重い。 ここ最近、心を終始押さえつけている黒い塊といったようなものがそうさせているのだと判った。 それは借金取りに追われるように背を焼き、心を責め立てる。 それは焦燥と不安が混じり入った、ちょうどその時の雨…
先日、引越しをしました。 引越しは今まで家にあったもので要らなくなったものを捨てる絶好の機会です。 そんなわけで、要らないものをぽんぽんゴミ袋に突っ込んでたときのこと、一つの汚い帽子が出てきました。 茶色に青い文字の書かれたセンスの悪いキャッ…
報道を見る限り、彼の生はとても上手くいっているとは思えなかった。 彼には苦悩があった。 彼の苦悩は、彼の生を頽廃させた。 そのデカダンスは彼に生きる目的を喪失させた。 生きる目的の喪失は、生きる意味の喪失へと繋がった。 「生きることの価値」彼に…
「なんで勉強しなきゃいけねーんだよ。」 もっともな問いだ。 彼には勉強する目的がみつからないのだろう。 勉強することの意味は勉強する目的があって初めて与えられる。 何かをすることの意味は、何かをすることの目的があって初めて与えられる。 とすれば…
言葉は世界をとてもツマラナくしていると思う。どれだけのことを言葉は語りうるのだろう?純粋な感情はそれを言葉にした瞬間に消え失せてしまう。 誰かに愚痴ったら心がすっきりした経験は誰もがあると思う。俺は、ある音楽やある絵画について詳しく分析され…