2013-01-01から1年間の記事一覧

「客観的に」認められたいとい欲望は、結局は自尊の相関だ。

「客観的」なんて純粋にはあり得ない。神の視点なんてない。あったとしても、その視点から見える私はちっぽけでどうでもよいものだろう。客観性のニヒリズムだ。そうではない。客観的な見方の第一歩は、「もし相手だったらどう思うか?」という私の主観だっ…

生きることは、主体と対象の理想的時間の闘争だ

ハイデッガーが言っているのはこういうことだ。私たちは何かによって退屈させられている時、その何かがもつ時間にうまく適合していないと言っているのである。 つまりある物とそれに接する人間がいるとして、両者の間の時間のギャップによってこの第一形式の…