2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

東, 浩紀. (2019). 「悪と記念碑の問題」. (『ゆるく考える』.)

人間から固有名を剥奪し、単なる「素材」として「処理」する、抽象化と数値化の暴力である。人間は世界を抽象化し数値化する。それはあらゆる知の源泉である。けれどもその同じ力は、人間を限りなく残酷にもする。 (310頁) この暴力性に気がついているひと…

根本, 達.(2018). 「運動と当事者性――どのように反差別運動に参加するのか」.(『21世紀の文化人類学――世界の新しい捉え方』.)

このテーマに関連のある身の回りで関心を持っていることは、ジェンダーとLGBT(Q)を巡る問題だ。「緩くすべてを包摂してあげるからね」というマジョリティの態度に「私の当事者性はそんな言葉とは違う!」と怒りの声をあげるマイノリティという構図をよく見か…

「「ダメ女」と「一汁一菜」」(三浦哲哉.『食べたくなる本』. みすず書房. 2019年. 77-95頁.)

土井善晴の「一汁一菜」の提案には助けられている。 料理の中で一番億劫になるのは、「夕飯どうしよう」と考えているときだ。買い出しのタイミングなどを考えるとお昼ご飯が消化しきらないうちに考え始めなければならない。端的に苦痛だ。しかし、「一汁一菜…

このブログについて

とりあえず読んでる途中でもアウトプットする!