2019-04-15から1日間の記事一覧

ピエール・バイヤール著, 大浦康介訳(2016)「Ⅰ-1 ぜんぜん読んだことのない本」(『読んでいない本について堂々と語る方法』)

ムジールの小説『特性のない男』に登場する図書館の司書は全部の本について識っている。それは、一冊として中身を読まずに、目録だけを読むという方法によってだった。 ムジールの司書の賢明さは、「全体の見晴らし」というその考えから来ている。私は彼が図…